2011年11月29日

国は早く、福島原発の作業員を養成すべきだ!

2011年11月16日放送分
「 国は早く、福島原発の作業員を養成すべきだ! 」


アナウンサー:
青山さん、お早うございます!
さあ、今日のテーマは、なんでしょうか?



青山氏:
お早うございます。
先週の土曜日、11月12日に、



福島第一原発の構内に、
事故後、初めてメディアのカメラが入りました。



アナウンサー:
かなり厳重な警戒の元に、
入ったみたいですね?



青山氏:
はい!ご承知かと思いますが、
私は、4月22日の金曜日に、



作業員を別にすると、初めて、
福島第一原発の構内に入って、



私は勿論、プロのカメラマンでは、
ありませんけれども、手持ちの、



小さな、家庭用のビデオカメラで、
その映像を撮りまして、



この番組はラジオなので、
映像は、無理ですけれども、



お話は、致したと思います。
私が入った時には、まだ、



福島原子力災害が始まって、
40日ぐらいの時でしたが、



放射線量も高くて、現場も非常に、
なまなましいものでした。



今回のメディアによる、
プロカメラマンによる取材と言うのは、



或いは、記者たちの取材と言うのは、
私が、行ってから、7カ月近く過ぎています。



それから、福島原子力災害が始まって、
8か月経っています。



この間、どういう変化があったか、
と言うのは、私にとっても、



大きな、関心事でありますから、
編集前のフィルムを含めて、拝見しました。



その上で、気が付いたことを、
今日、キチンとお話しして置きたいと思います。



まず、今回のメディアによる取材と言う物は、
原子炉のある、建屋と言うのは、



ハッキリ申しますと、
余り確認出来ていません。



と言うのは、私は、福島第一原発の、
吉田昌郎所長と東京電力の許可を得て、



正式な許可を得て、入った時は、
むしろ、原子炉の建屋の真正面から、



向かって行ったのです。
これは、東電がそのように、



用意したのではなくって、
私は、専門家の端くれとして、



ここを見なければいけないと、
希望しまして、吉田所長と協議の上、



2号機、3号機の正面から、
まず、入って行って、



その間の、情報によると、



1シーベルトに達している、と言うことです。
がれきの状況や建屋の状況を見て、



そこから、右折をして、4号炉の前に行って、
そこで車を降りました。



車を降りて、4号炉と言うのは、
トラックの大きな搬入口、



原子力建屋には必ず、世界中どこでも、
搬入口と言うのは、有ります。



大きな機材を入れなければいけませんから、
そこに、トラックが後ろ向きに入った時に、



ちょうど、地震が起きましたから、
4号炉に限っては、シャッターが開いていて、



中が見えるんです。
そこを、歩いて近づいて、そこを見ました。



今回の、メディアの取材は、
原子炉の建屋の正面の方は、



一切、行かずに、裏側から、詰まり、
海側から回って行っているのです。



従って、原子力建屋のというのは、
だいぶ遠くの方から、遠望した訳なんです。



その後、裏に回って、行きましたから、
裏の海側からは、他の建屋などがあって、



原子炉建屋はあまり見えません。
従って、フェアに申して、



今回、ついにメディア入った!
ひどい状況だと、言うことを、



非常に興奮した雰囲気で、
報道がなされていましたが、



私は、あまりそのように、初めて、初めてと、
メディアとしては、初めてですけれども、



国民が初めて見たかのように、
言うのは、アンフェアではないかと思います。



と言うのは、遠望するのであれば、
私の、映像と比較して言うのではなくって、



遠望するのであれば、
例えば、自衛隊が発表した、



航空撮影の状況などと、
そんなには、違いませんから、



やはり、見えた範囲の、ところで、
どう言う、フェアな判断をするか、



現状をどう見て、今後、どうすべきかと言う、
冷静な報道を、実は、して欲しかった、と思います。



実際、ご覧になった、一般の視聴者の反応が、
私のところに、メールが送られて来ますが、



さすがに、日本の国民の視聴者は、
冷静に見ているなと思いました。



興奮した、報道振りとは、違って、
本当に知りたかったのは、



把握出来た限りの、現状を静かに、
冷静に報道してもらって、



その上で、国民にこれから、どうするのか、
と言う事を、提案して貰いかった、



と言う反応が、有りましたけれども、
むしろ、視聴者の方が、



しっかりし見ているなと、思いました。
その上で、今日、冒頭、申しました通り、



私自身も、この、8ヶ月後の、
現在の状況と言うのは、この映像で、



私も、初めて見た訳ですから、
見た限りで、何が変わったか、



を申したいと思います。
まず、私が一番、見たかったのは、



構内の防潮堤、防波堤なんです。
これは、4月に入ったときに、



何故、吉田昌郎所長が私に入いて、
しかも、撮影して、国民にこれを伝えてください、



と言うことを、おっしゃったかと言う、
ポイント部分なんです。



と言うのは、世界の様子を見ていますと、
大きな、地震や津波というのは、



一度切りではなくって、
その後、繰り返される、



傾向が有ります。
たまたま、東日本大震災は、



まだそれは、たくさん余震は有りましたけれども、
同程度の津波は来ていないのです。



しかし、今日、来ても不思議ではありませんから、
それに対して、防潮堤を作らなければいけない。



構内に作らなければいけないのに、
実際は、原子力保安員の官僚主義や、



或いは、東電本店の保身に寄って、
それが作られないでいました。



その現状こそ、映像に撮って、
私の言わば、勤めとして、国民に伝えました。



その結果、吉田昌郎所長以下の、
その後も、絶え間ない努力があって、



7月に仮設の防潮堤、防波堤が作られています。



アナウンサー:
岩を袋に入れて、積み重ねていましたよね?



青山氏:
ええ!その映像を、今回ご覧になって、
もう一度、申しますが、



私も、初めて見ました。
それで、一言で、申せば、これでは、足りません。



これは、明らかに仮設のものであって、
土嚢とは違います。
土嚢よりは、ずっと、ましですが、



前と同じか、それに近い規模の津波が来たときに、
あれで、防げるとは、到底思えないわけです。



アナウンサー:
私もそう思いました。



青山氏:
はい!だから、本当の防波堤を作らなければいけない。
その上で、もし津波がもう一度来て、



あの防波堤を壊さいた場合、
何が起きるかと言うと、



もう一つの、関心事の汚染水の、
処理システムが、ほぼ間違いなく、
壊れるだろうと言うことです。



アナウンサー:
そう思います!



青山氏:
汚染水の処理システムについては、
言わば、その司令部の外観が、



チラッと写っただけで、
メディアの乗ったバスは止まっていませんし、



そこで、記者やカメラマンは、
バスを降りていませんから、



詳しく、分かりませんが、
画面だけで分かったことは、



その汚染水の、処理システムのパイプ類、
詰まり、水そのものを流している、



パイプ類が、如何にも、細くて、
しかも、敷設の仕方を見ると、



このパイプこそ、仮設に過ぎない、
と云う事が良く分かる訳です。



津波がそこを襲いますと、
津波が洗っただけで、



パイプといのは、恐らく破棄されてしまうから、
汚染水の処理システムが止まれば、



今、折角、100度未満になっている、
冷温状態に近くなっているのが、



これが、一気に又、高温状態に成り得ますから、
これは、非常に恐ろしいことなんです。



これも含めて、良く分かったことは、
やっぱり、最大の今の問題は、



作業員の数が足りないと言うことなんです。
作業員の方々、画面を通して、見ますと、



私が入った時よりも、
さらに、しっかりと落ち着いて、



いられると思いました。
吉田さんの努力もあって、



作業員の環境が、改善されたことが分かり、
何よりも、今回、メディアの取材で、



嬉しかったのは、私が、4月に伝えた、
日本の作業員のモラルの高さ、



指揮の高さと言うものが、
メディアによって、広く、国民に、



これまた、伝えられた、非常に、
広範囲に伝えられた事は、



非常に嬉しかったです。
しかし、その上で、日々毎日、



被爆していきますから、
一定の、被爆量に達すると、
もう、仕事が出来ないのです。



アナウンサー:
そうなんですね!
現場を去らざるを得ないのですねぇ?



青山氏:
はい!これから、どんどん、
人が減っていき、しかも、入るには、



政府が、30年と言っていますが、
本当は50年、最終的には、



100年かかります。
その間の、作業員の確保を、



どうするかと言う問題が、
何も、解決せれていないのと、



それから、今言いました、
防波堤も汚染水処理システムも、



仮設に留まっていて、
そして、ガレキがかなり、



綺麗にされたけれども、
まだ、たくさん残っていると言う事も、



既に、現在、足りないのです。
そうすると、国が新しい、



作業員を養成することを、
すぐに始めなければいけません。



アナウンサー:
そうでしょうねぇ!



青山氏:
これは、東電だけではありません。
それから、最後に、一点。



この間、キセノンが検出されました。
これは、あくまで、最臨海ではありませんが、



本当は、冷温停止では無くって、
冷温破壊の状態です。



冷えてるいだけで、壊れている訳です。
これは、全く、未知の状態ですから、



その未知の状態から、何が起きるのか?
をモニタリングする、監視する、



新たなシステムが必要なんです。
従って、これは、安全なところに居て、



例えば、学説などを発表している、
東京大学の先生方を含めて、



作業員でない方々、これは、
東電だけでは到底できないことですから、



モニタリングシステムを、
直ぐに作って頂きたいと思います。



アナウンサー:
もっともっと、戦力を投入して、
いけないと言うことですよね。
そこにつきますよね!



青山氏:
はい!


今日の放送はここまで。
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2011年09月23日

IAEAの関心事は、冷温停止ではない!原発テロだ!

2011年9月21日放送分
「 IAEAの関心事は、冷温停止ではない!原発テロだ! 」

アナウンサー:
青山さん、お早うございます!
兵器産業に対する、サイバー攻撃、
これは深刻ですね〜!



青山氏:
お早うございます。
今、おっしゃった通り、



日本の防衛産業と言われる所に、
インターネットを使った、



サイバー攻撃が、続いてる、と言う事は、
大きく報道されて居ます。



実際は、数年前から、有ることです。
実は、私達の独立総合研究室にも、



内閣府の実在の官僚の名前で、
添付ファイル付きで、



何度も同じような事が、
同じようなメールが来ています。



アナウンサー:
その、添付ファイルを開くと、
ウイルスに、感染する訳ですね?



青山氏:
ええ!私達の研究室にも、
テロ対策を始め、



色んな機密書類が有りますが、
それが、抜き取られる、と言う事が、



懸念される訳です。
一度も、ファイルを開かずに、



全て削除していますから、
問題が起きていない、と思いますが、



違う問題が、その内閣府に、問い合わせますね、
その官僚は実在します。



同じ人の名前で、その、おかしな添付ファイルが、
何度も来て、勿論ご本人は、ご存じないのですが、



その政府の中で、この、どうして内閣府の、
実在の官僚が何度も使われるのかと、



本当は、キチンと追跡すべきなんです。
それが行われないで、今まで来たから、
その、似た攻撃もずっと続くのです。



今朝、お話しして、いいことは、実は、
サイバー攻撃の、一番新しい側面として、



私たちが、考えなければいけないのは、
福島原子力災害に関連して、原発の今を、



日本の原発の、今を探るために、
この攻撃を、強化しているのではないか、
と言う懸念が有ります。



アナウンサー:
ほ〜う!



青山氏:
例えば、皆さん、ストレステストと言う物を、
今、日本の原発でやって居る事は、
ご存じだと思います。



菅政権が決めた事で、
原発に、ストレス、即ち



例えば、地震や津波の、
被害などがあった時に、



どのように、原発の安全が守られるのか、
と言うのを、コンピュータ上で、



シュミレーションしている訳です。
それを、例えば、三菱重工などが、



600人の体制を組んで、行っているんです。
まだ、ほとんど報道されていませんが、



これの情報をサイバー攻撃で、
入手すれば、詰まり、日本の原発と言うのは、



何処が弱点なのか、
を改めて掴む事になる訳です。



アナウンサー:
そうですよね!



青山氏:
この事と、関連した事を、
今日お話ししたいのですが。



野田総理や細野原発事故担当大臣が、
いま、国際社会に対して、



年内に冷温停止します、
と言う事を、言っていますね。



アナウンサー:
1年前倒ししてね?



青山氏:
はい!それで、国際社会の理解を求めたい!
と言う事ですが、実は、私の知る限り、



国際社会からの福島原子力災害を巡る、
最大の関心事は、もうそう言う事ではないのです。



と言うのは、冷温については、かなり前から、
炉によっては、100度を下回っていますし、



それから、放射性物質の漏えいに付いても、
日本では、当然、国民の最大関心事ですけれども、



世界の目から見ると、実は、
4000人以上を出したと考えられる、



チェリノブイリと全く福島の状況は違うから、
国際社会の関心事はそこではないのです。



じゃ、何かと言うと、実は、
福島原子力災害のために、
原発テロの恐れが、格段に高まった事に、
集中しています。



アナウンサー:
原発テロ?



青山氏:
はい!具体的に申しますと、
国際社会と言っても、曖昧な物じゃなくって、



IAEA国際原子力機関を中心に、
一番、問題視しているのが、



この点ないいです。
以前から、原子力発電所のテロの、



リスクについては、指摘もされていましたし、
私も、今から13年前から、



ずっと、このリスクを、如何にかすべきだ、
と言って来たのです。



それなりの、対策は取られてきました。
例えば、実は世界に先駆けて、



日本は、全ての原発に、武装警官を、
常駐させると言う事を、



もう10年近く行ってきています。
しかし、そう言う今までの、テロの対策を、



言わば、大きく乗り越えてしまうような、
事態が福島原子力災害で起きました。



今日は、私は、守秘義務を負って、
お話をしなければいけません。



と言うのは、テロリストに情報を与えないために、
守らなければいけない、機密が有りますから、



それを守った上で、お話ししますと、
大きく言うと、2点あります。



1つは、今までの、原発の防護と言う物、
守りと言う物は、今申した、



武装警官を含めて、原子炉のある建屋を中心にした、
言わば、狭い地域、そこをシッカリ最後まで、



守りましょう、と言う事でやって来たのです。
ところが、福島原子力災害で、



誰の目にも、明らかになってしまったのが、
別に原子炉のある建屋など襲わなくても、



ずっと外にある、外部にある電源、
或いは、非常用電源も含めて、



電気が来なくなるようにすればよい。
或いは、給水したり出来なくすればよい。



水を取り込むと言うのは、
原発の外の方にある訳ですから、



今まで、守っていなかったところを、
破壊すればよいと言う事になってしまったのです。



それから、実は、原子力発電所を襲って、
放射性物質を、兎に角、漏えいさせれば、



いかに、社会的不安を巻き起こすか、
日本国民のように、世界の中でも最も、



冷静と言っていい、と思いますけれども、
賢い国民であっても、今現在、



社会不安は広がっている訳です。
もう、9.11同時多発テロ時代の様な、



つまり、10年前のような、ハイジャックとか、
そう言う事を考えなくても、



兎に角、西側先進国であれ、或いは、
後進国であれ、原発を襲えばその国を、



混乱に、叩き込むことが、出来ると言う事に、
なってしまっているのです。



従って、ストレステスト含む、
例えば、三菱重工の仕事に、



サイバー攻撃を掛けて来ると言う事を、
テロリストが原発に注目をして、



テロリストと言うのは、色んな事が考えられますが、
例えば、北朝鮮の人民軍の中に、



特殊部隊がいたり、
北朝鮮には工作機関が有ると言う事は、



世界の周知の事実ですけれども、
こう言う所も含めて、中国なども含めて、
原発の改めて、強調されてしまった、



テロのリスクについて、
世界が情報を取ろうとしているのです。



サイバー攻撃も中国とか北朝鮮だけに限って、
考えるべきではない、と私は考えています。



西側諸国同士でも、
情報の探り合いをしているのです。



アナウンサー:
なるほどね〜!



青山氏:
最後に申しますと、これへの新しい対策と言うのは、
当然、日本政府内でも、今、取り組んではいて、



例えば、原子力委員会の中では、
原子力防護専門部会と言うのが有りまして、



私はそこのメンバーで有りますから、
非公開の会議などで、これに対する、



技術的検討も加えて、見ている訳です。
ところが、一つ問題が有って、
皆さん、ご存じの通り、



来年4月に原子力保安委員が解体されて、
4月には、環境省の元に、



原子力安全庁、と言うのが出来る訳です。
何故か、セキュリティも、詰まり、



セーフティではなくて、
安全ではなくって、



セキュリティ防護の方も、
安全庁に全部統合される、



と言う話に、
言わば、いつの間にかなっていて、



これは、メディアでは、報道されていませんが、
何が起きるかと言うと、内閣の原子力委員会から、



詰まり、有識者も意見が言える、
原子力委員会からこの機能が、
外されてしまうんです。



アナウンサー:
あらま〜!



青山氏:
今朝の読売新聞に、
実は、私も名前も、報道されているのですが、



新しい、原子力の長的な政策を決める、
会議が有ります。



原子力新政策大綱策定会議と言うのですが、
そのメンバーから私は外れました。



もう、退任となったのですが、
それは如何してかと言うと、



私の専門はセキュリティなんで、
セキュリティの専門家は、
もう必要なくなったと言う訳です。



アナウンサー:
逆行している感じですよね?



青山氏:
果たして、これで良いのかと言う、
この面にも、国民の関心を、


是非持って頂きたい、と思っています。

今日、最後に、お知らせをしたいのです。
福岡県小郡の薬局の方が、



個人として、私の、つたない講演会を、
開いて下さっています。



アナウンサー:
大入り満員だったそうですね!



青山氏:
はい!11月27日日曜日に、
再び、行うと言う事です。



場所は、小郡の文化会館で、
1500円の有料となっていますけれども、



チケットは、セブンイレブン、
サークルケイサンクスのコンビニ、



あるいは、チケットぴあのホームページ上で、
買えると言う事です。



普通の講演なら、
こう言う告知は致しませんけれども、



個人の方の志ですから、
勿論、儲けるために、やっている訳ではありませんから、
良かったら、おいで頂ければ、と思います。



アナウンサー:
詳しくは、青山繁晴講演会を聞く会、
090−3418−0209へお尋ねください。

 

今日の放送はここまで。
posted by アブ at 21:00| 福島原発 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年06月24日

福島原発事故には、もっと、本質的なことが、隠されている!

2011年6月22日放送分
「 福島原発事故には、もっと、本質的なことが、隠されている! 」



アナウンサー:
青山さん、お早うございます!
福島第一原発の水処理施設は、



なかなか順調には、
稼働してくれませんね?



青山氏:
お早うございます。
はい!おっしゃる通りで、



これは、実は、
初期のトラブルと言うのは、



予想されていたことです。



新しい、システムを動かす時には、
必ず、そう言う事が、起きるのと、



今回は、東芝、日立、それから、
更に、日本のニッキと言うところ、



そして、アメリカのギィリオン、
フランスのアレバと言う風に、



国を超えて、企業を超えている訳ですけれども、
それぞれ、実は企業秘密を抱えたまま、



組み合わせていますので、
どうしても、トラブルは起きるだろうと、



私達としても、予測をしていたところです。
このトラブルが起きて、



今後、果たして、もう、梅雨入りしたのに、
溢れないで、間に合うのか、と言う事も、



大変心配なんですが、
要は、これから、如何なるのか、



と言う事について、実は、もっと大きな、
もっと、より本質的な問題が、



隠されたままになっているので、
この機会に、お話しして置きたいと思います。



アナウンサー:
隠されている?



青山氏:
はい!
これは、福島県民の方には、



私なりに、少しずつ、
訴え始めているんですけれども。



と言うのは、今、丁度、
汚染水の処理システムの話が出ました。



で、この汚染水処理システムの中に、
例えば、ゼオライトと言う、今までは、



余り、聞きなれなかった、と思うんですが、
要は、小さな穴が、たくさん開いた穴ですね、



鉱物に、小さい穴がたくさん開いていて、
そこに、放射性物質を吸着させる事が出来るのです。



これは実際に、システムを無事に動かしていけば、
吸着効果は上がって行って、



水は綺麗なって行く、と思われます。
ところが、システムが動けば動くほど、



水が綺麗になるほど、
後に、重大なものが当然残る訳です。



即ち、非常な高濃度の、
今まで、人類が経験した事のないほどの、



高濃度の放射性物質が、
入り込んだ、ゼオライトが、



大量に廃棄物として、残る訳です。
しかも、私が4月に、福島原発に入った時のも、



確認しましたけれども、
非常に放射線量の高い、



瓦礫の山を始め、これから、
処理が、進めば進むほど、



どんどん、どんどん、
放射性廃棄物が増えて行って、



量も質も、これまで、人間がこれまで、
考えた事のない、レベルになってしまうのです。



アナウンサー:
それを一体全体、どうするかと言う?
と言う話になる訳ですね?



青山氏:
そう言う事です。
それで、それは、先ず、国内の福島県以外の、



46都道府県のどこかで、
例えば、福岡県で引き受けてくれるかと言うと、



それは、実質は殆ど考えられないでしょう?



アナウンサー:
いや〜、それは無理でしょう?



青山氏:
今、青森県に六ヶ所村の、
核廃棄処理施設が有るのですが、



ここは、あくまでも、本来は、
核燃料を再処理するところ、



あくまでも、低レベルの放射性廃棄物を預かる、



アナウンサー:
低レベルと言うのは、
例えば、作業員の来ていた服とか、
そう言う物なんでしょう?



青山氏:
そう言う物を含めた、
フランスとか、ドイツに行きますと、



そう言う物とかは、
ほったらかしになっている、



ケースもあるのですけれども、
そう言う物は、六ヶ所村は預かりますが、



高レベルの放射性廃棄物については、
今、六ヶ所村で預かっている物も、



ありますけれども、
それは、あくまで、中間貯蔵であって、



最終処分する訳ではないんです。
最後まで、預かる訳では無い。



従って、この青森県もとても、
引き取ってくれるとは思えない。



そうすると、実は、福島県民にとっては、
二つの選択肢、二者択一しかないのです。



福島県民だけではなくって、
私たち、日本国民全体にとって、



そうなんですが、
と言うのは、



一つは、事故が起きて、
脱原発に向かって歩み始めている、



福島県に、そのまま預かってもらうのか、
それとも、海外のとても、貧しい国に 



たくさんお金を払って、
引き取ってもらうのか、



実は、この二つに一つしかなくって、
実は、この問題を、真剣に政府や、



或いは、政府が考えている気配はなく、
それから、自治体は、勿論、



真剣なんですけれども、
そこまで、とても神経がいかないのです。



アナウンサー:
そうでしょうね?



青山氏:
従って、菅総理が、おっしゃっているのは、
もう福島は、脱原発なんだから、



自然エネルギーの、夢の地域にするのだと、言う、
言わば、きれいな話だけをなさっていて、



それに対して、福島県の佐藤知事が、
自主的に福島県としては、こうしたいんだと言う、



提案書を出されました。
その事自体は、非常に評価するのですが、



でも、趣旨としては、もう。
福島は原発には、さようならをするのだ、としか、



実は、盛り込まれていないのです。
そうすると、海外に引き取ってもらわない限るは、



実は、福島県は、原発に、さようなら出来る、
と言うのは、本当は、あえて申せば、



嘘であって、
もう、 使わなくなった、



後始末の原発を、
ずっと、預からなくては、
いけないことになるのです。



アナウンサー:
そうですよね?



青山氏:
この事を、海外の事を確認するために、
実は、先日、フランスの政府の高官と会って来ました。



この、アレバのシステムにも、
深く関わっている、フランス政府の高官と会って、



このアレバも加わった、
例えば、汚染水システムが進んで行くと、



後に、大変な廃棄物が残るけれども、
それを、海外に売ると言う事について、



どう思うかと言いましたら、
フランスは色んな廃棄物について、



世界と交流しているから、
やろうと思えば、交渉のルートはあるけれども、



しかし、青山さん、それをやったら、
日本はお終いです、と言う事です。



もう、日本のイメージは、
二度と回復が出来なくなるから、



これは詰まり、あなたが、言っているように、
福島県の中で、実は、処理するしかないのです、



と言う風に、言われました。
さらに、これから、この先、



原子炉の中が、
如何なっているかを見るだけで、



これも、フランス政府の高官と協議して、
さらに、アメリカにも確認して、



日本側にも確認して、
今、申しますが、中の様子を見るために、



カメラを入れるだけで、5年かかる訳です。



アナウンサー:
ほ〜う、カメラを入れるだけで、
5年かかる?う〜ん!



青山氏:
ハイ!
実は、ようやく、実は、



如何なっているか、を見るだけで、
5年かかって、



しかも、完全に、どろどろに、溶けてしまった、
核燃料をそこから、取り出すことを、



考えたら、取り出すだけで、
10年、15年かかる訳です。



アナウンサー:
は〜ァ!



青山氏:
取り出したやつを、さっきの話と同じで、
じゃ、それを、何処かに持って行くのかと言うと、



それは、出来ないのです。
と言う事は、その、取り出した、



燃料棒を、ほっとけばいいんじゃなくって、
ずうっと、冷やさなければいけない訳です。



そうすると、実は、福島県の、
今後の、未来を考えますと、



勿論、自然エネルギーなども、
導入されて行きますけれども、



それは、必ず、導入されて、
一部、 導入されて行くでしょうが、



同時に、福島第一原発や、
第二原発の構内をあえて使って、



そこに、世界が、今まで、
考えたことのないような、



放射性物質の、処理施設、
廃棄物の処理施設、



溶けて核燃料を冷やしていく施設は、
ずっと、恐らくは、40年、50年、



恐らくは、もっと、長い単位で、
福島県として、取り組まなければいけない。



福島県をバックアップして、
私たち、日本国、全体で取り組むまなければいけない、



と言う事を、その厳しい、未来、
リアルな未来を、して、



私たち、日本国全体が、
取り組まなければいけない、



と言う事を、厳しい未来、リアルな未来を、
本当は、政治が、真っ先に、



問題提起をしなければいけないのです。
それを、全く行わない、政治こそが、



本当の問題であって、どうやら、
政局の行方から行って、菅さんは、



少なくとも、7月いっぱい、下手をすると、
8月、9月まで、やるようですが、



その間に、また、この、リアルな姿が、
提示されないと、さらに、実は、福島県が、



本当に、直面しなければいけない、
問題が、歪んだまま、言わば、夢物語のまま、



皆に伝えられて行くと言う事を、
この、早い機会に、この汚染処理システム、



兎に角、試運転したこの時期だからこそ、
私たちは、真っ直ぐ、真ん中から、
見つめなければいけないと思っています。



アナウンサー:
厳しい選択を迫らますね〜!



今日の放送はここまで。
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2011年05月08日

「もうやってられね〜」発言の真意は?

2011年4月27日放送分

「 「もうやってられね〜」発言の真意は? 」



アナウンサー:
青山さん、お早うございます。
今日は?



青山氏:
お早うございます。
先週、福島原発の正門から、



20キロ圏内、或いは、30キロ圏内に入って来た、
と言う事を、お話ししたと思うんですが、



その時に、原発の構内に入る事は、
作業の邪魔に、なる恐れがありますから、



今のところ、見合わせています、
とお話をいたしましたね?



そう言った話を、
大阪のテレビでも、放送しましたところ、



私の、感じたままを、お話ししますが、
とても良心的な人だと、私が考えている、



長い付き合いの、政府の高官から、
電話が有りまして、原発の構内は、



実際には、専門家であれば、入れる段階です。
あなたが、原子力の新政策大綱と言うのが有りますが、



それも中断していますが、
策定会議の委員及び原子力委員会の、



原子力防護専門部会の専門委員として、
本当に要望されるのであれば、



調整します、と言う話がありまして、
今まで、要望があったことは無いそうです。



私は、意思を表明して、調整を急ぎまして、
4月22日の金曜日に、福島に参りました。



正門から構内に入って来ました。
防護服と、当然ガスマスクと、



今度は、完全装備をしまして、入りました。
先ず、この、福島第一原発には、



所長さんで、現場のトップ、現場の最高責任者で、
吉田昌郎さんと言う人がいます。



この人は、今、メディアでは、
有名になってしまっていて、



と言うのは、本店とか原子力保安院とテレビ中継で、
つなぐ訳ですが、原発と。



テレビ会議ですね!
そのテレビ会議の場で



「もう、やってられね〜」と発言して、
怒りをぶちまけたと言う、



事が伝えられていて、
有名人に、なってしまっているんですが、



この吉田さんと、
先ず、会いまして、



じっくり、お話をいたしました。
場所は、原発の構内の奥深くに作られた、対策本部。



ここは、放射線の被害が無いような、
作りになって、居ましています。



鉛で、目張りをしたりしています。
その時に「もうやってられね〜」と言うのは、



事実なんですか?
と聞きましたら「事実です」。



但し、この現場を投げだす、
と言う意味ではなくって、



政府から来る話が、やるべき事をやるなと言い、
やらなくても良い事を、やれと言う。



と言う事が、積み重なったので、
ここままでは、現場は持たないと言う事を、



言ったんだと、言う事を、
真正面から答えて下さいました。



その後、1号炉から、4号炉の建屋を、
車で回りまして、4号炉の建屋の前では、



私は車から降りて、建屋の真下に立って、
4号炉がどのように壊れているのかを、



つぶさに、短い時間ですけれども、
出来る限り、つぶさに、確認しました。



アナウンサー:
4号炉と言うのは、
一番、破損が激しい所ですよね?



青山氏:
1号炉、3号炉も、
建屋は、大きく壊れていますけれども、



4号炉は、止まっていたのに、
破損したと言う、非常に稀なケースなんで、



そこを選んで、確認して、
その後、海辺に出まして、



津波が、直撃した現場に行ったんですが、
2台、車が跳ね飛ばされて、



4号炉の建屋の根元に、
頭から、突き刺さっているのです。



それから、丈夫な鉄が、
全部、飴のように、



グニャグニャに曲がっていて、
津波の威力と言うのを、



改めて感じまして、
そうやって、現場を回った後、



もう一度、吉田所長と話をしました。
全部の印象を申しますと、



福島原発その物は、1号炉から4号炉まで、
ゆっくりとではあっても、



低温停止の方向には、
向かっていると言う事を感じました。



因みに、私が付けていた、心臓の下辺りに、
線量計と言うのを、付けるのですけれども、



全て合わせて、
143マイクロシーベルトですから、



線量としては、今の所、高くないです。
高くないと言っても、



放射線量が、出ていると言うことは、事実です。
実は、福島原発の本当の状況は、



炉の状況も、さることながら、
本当に怖いのは、これから、



同じような地震、津波が来る、
かもしれない事なんです。



アナウンサー:
そうですよね?



青山氏:
2004年10月に、
スマトラ島沖地震と言うのが有りまして、



これは、マグニチュード9.1でしたが、
その3カ月後の8.6が来ているのです。



例えば、アメリカなど、
これを指摘していて、



福島第1原発、3月11日に地震発生ですから、
スマトラ島に当てはめると、



6月半ば、と言う事になるのです。
まだ、全然、そこに至っていません。



この吉田所長に、
スマトラ島と同じような事が起きたら、



どうなりますか?
と聞きましたら、



これも、真正面から受けて立って
「致命的です!」と



アナウンサー:
それはそうでしょう?



青山氏:
じゃ、どうしているのですか?
と聞きましたら、実は、これは、



メディアに出ていない、
と思いますけれども、



構内に、新たな防波堤を作ることを、
当初から、この吉田さんは、



ずっと、言って来たのです。
それが、色んな規制が有って、



作るなら書類出せ!とか、
さっきの話は、そう言う事なんです!



ハッキリ言うと、
様々なやり取りがあって、



アナウンサー:
まだ、規制だ、なんだと、
言っている訳ですね?
この緊急事態に?



青山氏:
平時の規制のまま、
押し付けて来るんです。



そう言う、やり取りがあって、
時間が掛かったけれども、



ようやく、今、話が通って、
資材機材を集めているとこれだと、



言う事で、原発の構内、たぶん、
これも、メディアでは、



言われていない、と思いますけれども、
ゼネコン各社が、大量に人を出していて、



原子力工学の話ではなくって、
土木工学の話になっているのです。



作業員の方々が、
とても、若い20歳前後の方から、



一旦、定年になったのに、
地元の人で、原子力に関わって来た、



責任も感じて、この作業を、
志願して来られて、いらっしゃいまして、



そう言う方々が、本当に、
一切、手抜きをしない。



もう、1か月以上になるのですけれども、
手抜きをしない作業をしていて、



皆さん、落ち着いていて、
目の光も、とても強くて、



話も、しっかりされていた、と言うのが、
強い印象でした。



実は、その夜、東京に変えるんじゃなくって、
津波被災地の南三陸町に向かいまして、



24日土曜日に、その津波被災地の、
南三陸町を歩いて来たんですが、



この話を最後にしたいのですが、
南三陸町に役場が有りまして、



その役場は、流されているのです。
とこれが、その役場の隣に、



防災庁舎を、たまたま立てていて、
そこは頑丈な作りになっていて、



それでも、壁とか天井は、
全部、無くなりましたが、



鉄骨だけ残っているのです。
この現場、日本より国際社会での方が、



有名になりつつあって、と言うのは、
その防災庁舎の二階で、



最後の最後まで、防災無線放送が流されて
「津波が来ます、皆さん早く、逃げて下さい!」と言う、



若い女子の声が流れたんです。
遠藤未希さんとおっしゃる方で、



南三陸町の町役場の危機管理課に属した職員で、
わずか、25才で、結婚式が間近だったのです。



人のために、こうやって、放送を続けて、
遠藤さん自身は、壁や天井と一緒に流されて、



行方が知れないのです。
今も、自衛隊員が一生懸命、



周りでも、遠方でも、遠藤美紀さんを、
探していましたけれども、



その現場に、花が手向けてあって、
この南三陸町は、福島第一原発と違って、



何方でも、ボランテアに、
参加して、行くことが出来ます。



もし行かれたら、もし、連休とか、
或いは、今後の夏休みに行かれたら、



この南三陸町の防災庁舎の現場に、
行って頂くと、



この遠藤未希さんの気持ちと言うのが、
志が伝わって来ると思います。



アナウンサー:
そう言う、志で、最後まで勤めを果たそうとした、
消防団員の方とか、そう言う、



日本人がたくさん居た、
と言う事でしょうね!



今は、陰に隠れていますけれどもね!



青山氏:
そうです!
それは、原発構内も、南三陸町も同じであって、



下は支えているのです。
だから、上の、菅直人総理以下、



上を差し替えなければいけないと、
私は思っています。


今日放送はここまで。
posted by アブ at 21:12| 福島原発 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年04月23日

 青山繁晴氏、原発避難地区を見て感じた事!

2011年4月20日放送分

「 青山繁晴氏、原発避難地区で感じた事! 」



アナウンサー:
青山さん、お早うございます。
原発に言って来られたんですって?



青山氏:
お早うございます。
はい!正確に言うと、原発の正門前から、



避難地域に入って来て、
住民の方々の、戻るべき場所を見て来た、



と言うのが、正確な言い方ですが、
先週の金曜日に、関係当局の了解を得た上で、



20キロの、避難指示地区と、
20キロと言うのは、



原発の正門から、20キロです。
避難指示地区や、30キロの、



屋内退避が、出ている地区に、
入って来ました。



私は、原子力委員会の、
原子力防護専門部会の専門委員ですから、



当然、特に、住民の方々の、
本来、住んでいるはずの、



場所を見るべきだと、
思っていました。



但し、構内は、私は技術者でないので、
作業は出来ませんから、



今は、作業の出来る人、以外は、
政治家を含めて、



立ち入るべきではない、と思います。
そのような話を、先週、この番組が終わった、



直後から、関係当局との、
話し合いを、始めたのです。



この地区に、実は、入ってる方は、
少数ですが、入っている方がいます。



一つは、地元の、住民の方々が、
牛とか豚とか鳥が、エサが無いまま、



取り残されていたり、それから、
犬猫も取り残されていて、



せめて、エサをやりたい、
水をやりたいと、



次から次に、餓死していくのが、
実態ですけれども、



そのために、警察官と検問所で、
交渉なさって、入られた、



地元の方も、いらっしゃるんです。
こう言う方々が、事前に聞いた話では、



コンビニで買って、マスクをしている、
軍手をしている。



しかし、例の白い防護服を着ていない、
と言う事でしたから、私も、全く同じ姿で、



入ろうとしまして、
詰まり、防護服を着ない、



と言う事だったのですけれども、
最後に、関係当局から、



許可を出す、条件として、
防護服は着て下さい、と言う事でしたから、



一番、簡便の防護服を着て、
入る事にしました。



ちょと、余計な話も交えたいのですが、
15日金曜日の未明、2時40分に、



車を運転して、都内を出発しまして、
私は、リスクが有る時には、



同行者を付けないで、
一人で、動きますので、



一人で運転して、首都高速に乗りますと、
節電で真っ暗なんです。



アナウンサー:
ほ〜ほう!



青山氏:
それは、今や常識なんです。
真っ暗な、フロントガラスの上に、



こんな事を、放送で言って、
と思われる、でしょうけれども、



実は、3万人ぐらいの、魂と言うか、
亡くなったり、行方不明の方々とを、



私は、感じたんですが、
その方々の、気配が前方に、



立ち上がりまして、
自分では、原子力災害の現場を、



見に行くつもりだったのが、
実際は、突然、人生を奪われた、



3万人の方々が、言わば、
待つ場所なんだなと、



痛感し、かつて、
9・11テロ現場を、見に行くために、



ニューヨークのセントラルパークから、
現場に歩いて行った時、



或いは、硫黄島に、小さな飛行機で、
向かった時に、同じ気配を感じました。



夜が明ける頃に、福島県の郡山に入りまして、
そこで、防護服に着替え、



例えば、靴もカバーで覆って、
顔は、例えば、枝野官房長官も、



ゴーグルとかなさっていましたが、
私は、敢えて、それはせずに、



マスクも、N95 或いは、N99と言う、
特別のマスクがありますが、



それを、持って行ったんですけれども、
使う気になれなくて、



普通のコンビニで買った、
マスクをしまして、



発電所に向かいまして、
高速道路は、敢えて、



途中で止めてあって、
詰まり、人が来ないように。



従って、山越えになります。
山越えを、車でしていますと、



もう、原子力発電所から、
50キロ、60キロ、離れている所から、



人の気配がないんです。



アナウンサー:
あ〜あ!(驚きの声)



青山氏:
詰まり、政府の避難地域指定を、
如何に、住民の方々が、



信頼していないか、と言う、
事だと思います。



山道で車を止めまして、
田畑を歩いて、家々を、



訪ねて行ったのですが、
勿論、プライバシーがありますからね、



あまり、余計なことは、
出来ませんけれども、



そっと、外から見る限りでは、
例えば、ご飯を食べかけが、有ったり、



子供たちが遊んでいた、
そのままの形跡があったり、



畑も農機具が途中、使われたままの状態、
生活感がそのまま残っていて、



アナウンサー:
正に、時が止まってる状態ですね?



青山氏:
そうです!
本当に、恐ろしいSF映画を、



見ているような、人だけが、
排除されて、居なくなった世界なんです。



その後、20キロ圏内の所で、
検問所が有りまして、



事前に連絡をしてありましたから、
警察官と話した上で、中に入りました。



中に入って、例えば、原発の正門から、
4〜5キロしかないところの、



町の集会所の辺りで、
車を降りて、周りをずっと、



調べましたら、
桜が素晴らしく咲き乱れているのです。



丁度、15日の金曜日は、
地元の双葉町の方々が、



避難先の埼玉県で、
花見をされたと言うのは、



丁度、故郷で、と言うか、
自分の住んでる町や村で、



今、桜が満開ではないかと、
お考えになって、



花見をされたそうなんですが、
正しく、その通りで、



素晴らしく、咲き乱れていて、
桜の花びらが、散る下で、



例えば、車が、ずっと、縦列になって、
並んでいるんですよ、


これは、実は、異様な光景で、
と言うのは、皆さんの家には、



こう言う地区ですからね、
都会ではないので、



駐車するところは有るのです。
家々を訪ねると。



だから、路上駐車を、
いつもしている訳ではなくって、



逃げようと思って、皆で逃げ始めて、
途中で、何かの事情で、皆止まって、



そこから、あわてて、ドアを開けて、
出られた、或いは、トランクを、


開けたまま、そういう状態で、
車だけは、止まっているのです。



さっき言ったように、家々には、
生活感も残っていて、



そして、鳥だけが、何時もと同じように、
サエズっていて、人だけがいないんです。



私は、実は、恐怖にも駆られました。
イラク戦争に入った時に、



亡骸とか、ハッキリ言うと、
遺体の一部が、



転がっている所を、
歩きましたけれども、



それよりも、
正直、恐ろしかったです。



アナウンサー:
は〜あ!



青山氏:
そうしたら、犬とか猫が寄って来るのです。



アナウンサー:
お腹が、減って居るのでしょうね?



青山氏:
お腹の所が、やせ衰えて、
私も、犬を飼っていますから、



何とも、言えない気持ちになりましたが、
その時に、防護服の中で、



思わず、こんな死の町、
死の村にしては、



いけない、と言う事を言いまして、
その時に、ハット、気が付いたのは、



これが真逆なんだ、と思ったのです。
死の町とか死の村とか、そう言う事は、



絶対言ってはいけない、
そうではなくって、



生活感が有る通り、
皆が、ここに帰って来るのだと、



アナウンサー:
皆さんは、
帰る積りでいらっしゃるものね?



青山氏:
ええ!
ここに無事に、住民の方々が、



帰って着て、帰りたい方は、
全員帰って、



そして、小学校も歩きましたが、
小学校のグランドを含めて、



ここに、子供たちの声が、
戻ってくるようにする。


それが、優一の、この国の、
新しい、希望の始まりなんだ、



と思いました。
その後、発電所の正門に着きまして、



実は、中に入りますか?と、
話もあったのですが、



さっき言いました通り、
作業の邪魔にならないように、



その代り、正門の辺りで、
作業員の方々に、



次々に、お話を聞いて行ったのです。
そうしますと、実は、



年齢は非常に幅があって、
とっても若い、20歳前後に見える方から、



明らかに、定年を終わっているのに、
自ら志して、ここにお見えになった方、



そう言う方々が、皆さん、
本当に落ち着いていて、



それから、目の光に力があって、
皆さん、決して、週刊誌が書くような、



日給が高いからではなくって、
ご自分が、原子力に関わってこられた、



責任を含めて、キチッと、
俺たちでやるんだと言う、



非常に責任感のある話をされて、
逆に、こちらが励まされました。



もう一つ言いますと、
作業員の方々が来る、



自動車と言うのが、
カローラとかクラウンとか、



トラックとか、バラバラなんです。
詰まり、車が足りないから、



自分で、持ち寄って来られているんです。
そうした事が、あった後に、



最後に、出る時に、胸に付けている、
放射線量計を見ますと、



23マイクロシーベルトでした。
これは実は、小さな値です。



余り、たとえ話は、良くないですけれども、
東京からニューヨークに、



行きます時に受けます、
放射線量のだいたい、



4分の1ぐらいです。
だから、放射線量が思った通り、



小さかったのですけれども、
ただ着実に出ているという事も、



逆に、専門家の端くれとして、
感じましたから、



これは、1日も早く止めなくては、
いけないと思いました。



アナウンサー:
いや〜、本当ですよね。
何とか、封じ込めたいですよね。



青山氏:
最後に申したいのは、
私は、ここを去る時に、



着ていた防護服、
或いは、防護靴なども、



キチンと正当に処分をして、出てきました。
実は、中に入った、地元の人でない人で、



それを、そこに捨てっている人がいるんです。
それも含めて、私のケースを、



中に行く、参考にはしないで、頂きたいのです。
あくまでも、職務の一環として、



入りましたし、もし、専門家の方で、
中に入られたい方は、



どうぞ、関係当局と、
ご相談をなさって下さい。



アナウンサー:
地元の方々が、帰るのに、
最低でも、9か月、



或いは、それ以上の時間が、
かかることでありますから、



正に、生活が破壊された、
時が止まった、と言う状況なんでしょう。


今日の放送はここまで。
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