「 鳩山新内閣の最も重要な仕事は、情報公開! 」
アナウンサー:
お早うございます。
いよいよ、民主党政権が誕生します!
色々課題もあります、どんな事が出来るのだろうか?
或いは、どんな事が難しいんだろうか?
興味がありますが、どうでしょうか?
青山氏:
お早うございます。
今朝の朝刊各紙に、実質的な内閣の顔ぶれが出てます。
一応、鳩山さんが、今日の正式決定までは言うなと、
言ったら、差し替えるかもしれない、とも仰ったのですが、
当然、記者諸君は、一生懸命取材をしますから、
大体の顔ぶれが出ていて、私も私なりに、
直接、電話したりして、内閣の顔ぶれは、こうだろうと、
考えているのですが。
今、期待の話をされてます、民意で選ばれた内閣、
新総理ですから、当然期待感があります。
期待の話は、後半にいたしますが、
先ず、最初に、正直な感想を申しますと、
この内閣の顔ぶれを見まして、若手のサプライズと言うのを
期待する声もあったと思います。
それは無いですね!
アナウンサー:
無いですね!
(資料を見ながら)
皆さん50歳以上の方達ばかりですね!
青山氏:
40歳台の長妻さんもいらっしゃるんですが、
アナウンサー:
前原さんは47歳です!
青山氏:
ええ、ただ前原さんや長妻さんは当然入閣と言うことは、
最初から分かっていましたから、
思い切った、若い人、今まで余りメディアに出てないけれど、
頑張っている、若い人が結構、民主党にもいるんです。
しかも、既得権益に染まっていないと言う、若手がいるんですが、
その起用は無かったです。
唯一、若手のサプライズと、言うのがあったのが、実は、内閣の
人事ではなくて、国会の人事で、議員運営委員会委員長。
これに当選4回の、松本剛明(たけあき)さんが、起用されて、
これは、ハッキリ言って、驚きです。
議運委員長と言うのは、国会を仕切る役割で、
しかも法律で決められているんです。
日本は議会制民主主義ですから、一番最後は国会で決まるんです。
内閣や各省庁で、どんな政策を出そうとも、最終的には、国会で、
法律にならないと、実行できませんから、
ですから、そこの議運委員長と言うのは、
少なくとも、内閣の閣僚の当選回数と合わせるんです、
これは別に、自民党的とか、と言う話ではなくって、
国会を重視しなければいけない、民主主義の原点なんです。
松本さんは当選4回で、今回、閣僚の方は、基本的に、
当選6回以上になっています。
アナウンサー:
そうですね、4回と言うのは無いですね!
青山氏:
だから、議運委員長は若すぎるのではないか?
と言う話は、当然、出るんですが、
これは、明らかに、小沢人事ですね!
松本剛明さんと言うのは、小沢さんに近い、
しかも、松本剛明さんは、前原さんとか、野田佳彦さん、
枝野さんとか、所謂、反小沢グループとも、交流がある
そう言うグループにも、足場が有りながら、でも小沢さんの
言う事を聞く、と言う珍しい存在なんです。
アナウンサー:
橋渡し役が出来ると言う訳ですか?
青山氏:
橋渡しとも言えるし、色々な声が有るわけです。
私は松本さんとは、個人的に、出身地が近いという事もあって、
良く知っているんですけれども、
何れにしろ、この人を議運委員長に、あえてしたと言うのは、
明らかに、小沢人事であって、小沢さんと極めて親しい、
山岡さんを、国対委員長に、留任させたことも合わせて、
国会は全部、やっぱり小沢さんが握ります、と言うのが
目立つ人事です。
もう一度、閣僚の方を見ますと、労働組合出身者が、多いんです。
例えば、経済産業大臣の直嶋さん、文科大臣になるであろう
川端さん、官房長官の平野さんも含めてですね、
労働組合の出身者が目立ちます。
民主党の中の、労働組合出身者は、小沢さんと仲が良い。
逆に言うと、小沢さんは民主党の中の左派!
即ち、労働組合を徹底的に、活用して来たんです。
利用と言ってもいいかも知れません。
別に、小沢さんがリベラルな思想を持っているから、
と言うことは、全然なくって、労働組合と言うのは、
労働組合員を抱えていて、組織力はある、
組合費以外に、カンパなどの名目で、
キャッシュを用意する事も、場合によっては出来る。
そう言う力を、小沢さんは徹底的に利用、活用して来たんですが
その辺りから、閣僚に労組出身者が、
多いという事が、読み取れます。
全体を通じて言うと、やっぱり小沢さんの色が
非常に濃い内閣だなと、言う事が言えるわけです。
アナウンサー:
国会にしても、閣僚にしてもですか?
青山氏:
ええ、そうです。
その中で、小沢カラーとチョッと違うと言うのが、
これ、正しく、亀井静香さんです。
亀井さんは、小沢さんと手を組んだり、組まなかったり、
独自の行動をする人です。
亀井さんの関心事は、一つだけで、郵政民営化を
元に戻す、言う事なんですが、この亀井さんが
郵政問題と金融を担当する大臣だと、特に金融担当大臣は
金融庁という部署がありますが、郵政問題の担当と言うのは
本来、当然、総務大臣でなければいけない、
と言うのは、総務省と言うのは、元々旧郵政省などが
一緒になって出来た、旧郵政省や自治省が一緒になって
出来た役所ですから、郵政民営化を見直すなら、
当然、総務大臣でなければいけないんですが、
ここには、原口さんを付けて、亀井さんは、総務省と言う
役所を持ってないのに、郵政民営化の見直しをやると、
これは、内閣の火種になります。
その民主党は、選挙中には、郵政民営化の問題点は
見直すけれども、もう一回、国営に戻したり、
公社などにはしませんと、
言う事で、選挙を戦って来たんですが、亀井さんの
属する、国民新党は、基本的に少なくとも
公社にはしたいと言う考え方ですから。
普通で言うと、総務大臣の原口さんとぶつかる事に、
成りかねないですね。
このように、内閣は際どい、ハラハラするところは
有りますが、一番新内閣に期待というよりは、
政権交代をした事によって、どう言うメリットが有権者、
国民にあるかと言うと、これは自由民主党の、
一党支配が、54年間、続いたために、ずうっと隠されてきた
情報があります!
アナウンサー:
ありますね!
核の持込問題とかアメリカとの密約問題とか?
青山氏:
それも有りますし、例えば、拉致問題についても、
単に進展しなかったと言うんじゃなくって、
本当は、水面下で北朝鮮と色々と、鬩ぎ合いがあって
それが表に出ていないんです。
そう言うことも含めて、政権交代の最大のメリットと言うのは
今まで、一党支配のため隠されたものが、テーブルの上に
乗っかって、国民の目に、見えるようになる事なんです。
その目で見ると、もう一度、今回の人事を見ると、
例えば、長妻昭さんですね。
厚生労働大臣になりそうな!
核の密約問題ですと、外務大臣の岡田さん。
それから、国交大臣になる、前原さんなどは、
単に、ダムの建設を見直すと言うだけではなくって、
ダムを作る上で、どんな利権が本当は有ったのか?
こう言う情報の公開が期待されますし、行政刷新担当大臣
ではないかと見られている、仙石由人さん、
こう言う方々から、国民に向けて、情報の開示がある。
それを一番期待したいと思います。
アナウンサー:
民主党自体に何か期待する、変わったことによって、色々
何かが出てくると言うのは、分かりますが、民主党自体が
何かで出来る事はないんですか?
青山氏:
イヤ、先ず情報公開が先であって、一つの内閣で
そんな、色々な仕事が出来たりしません。
申し訳ありませんが、安直に期待と言うのではなくって、
国民の側も、絞った期待をすべきであって、先ずは情報を出す、
これは、どんなに大変な作業か。
半世紀、隠して来たものを、出すんですから!
絞る事が大事だと思います!
今日の放送はここまで。



