「 死せる金大中大統領!世界を動かす! 」
アナウンサー:
青山さん、お早うございます!
金大中元大統領が亡くなりましたね!
青山氏:
お早うございます。
皆さん、ご承知の通り、
日本で誘拐、拉致された事のあると言う事で
知日派であると同時に、韓国では、
知日派と言うのは、中々、苦しい立場ともなります。
日本に対して、中々厳しい側面もありました。
私たち日本国民にとっても、非常に思い出の
深い大統領でありました。
金大中さんが亡くなりまして、
言わばアジアの歴史に、これで名を残す
歴史上の人物に成りましたが、
今回の亡くなった、タイミングなのですが
改めて私が思うのは、歴史と言うのは、
本当に計ったような、タイミングで、
事を起こすと言うか、実に印象深い事をやるな、と
正直な感想なんです。
と言いますのは、この金大中大統領が
亡くなりましたが、この直前の韓国と北朝鮮の
動きを、もう一度、思い起こして頂きたいのですが。
北朝鮮が強行路線にいったん転じまして、
韓国と一緒に共同開発していた、ケソンの工業団地を
事実上、クローズするような動きに出て、
それだけではなくって、そこで働いていた、
韓国の従業員の男性の方を、
北朝鮮を批判したとか言う、なんだか分からない理由で
身柄を拘束してしまった、
早い話が、例によって、人質を捕ったと言う事です。
そこに、韓国の、日本で言うと、現代グループ
朝鮮語で言うと「ヒュンダイグループ」
この現在の、女性の会長が、北朝鮮を訪問しまして
キム:ジョンイル総書記と会談までこぎつけて、
この男性の解放と、ケソンの工業団地であったり
クムガンサン(金剛山)観光を再開すると、
これは、北朝鮮が再び言わば、
柔軟な路線に転じたような、
良いニュースのように、日本でも報じられたんです。
その裏の側面は、殆んど報道されませんでした。
ところが、この現代グループは、
正しく、金大中大統領が、
例の南北首脳会談をやる、2000年の6月に
歴史的な北朝鮮訪問をやって、
キム:ジョンイルさんとハグをして、
アナウンサー:
そうでしたねぇ〜
青山氏:
その年の12月にノーベル平和賞を取った。
ところが、金大中さんがピョンヤンに行く前に
まさしく、現代グループから、
北朝鮮に不正送金があって、
これが実に、500億円に上る大金であって
これは、単なる噂ではなくって、韓国では
有罪判決まで出たと言うことなんです。
大体、ケソンの工業団地であったり、
クムガンサンの観光であったり、
そう言う、事業が行われているのも、
実は、この500億円と言う裏金を渡したからだ、
と言う風にも言われている訳です。
と言うことは、金大中さんが亡くなって、
南北会談の本当のいきさつは
日本の新聞にも、テレビにも出まして、
現代グループと北朝鮮の関係と言うのは
「今回、良い事が起きましたね!」と言う
そんな簡単な事ではない。
裏でこう言う動きがあるんだと、
北朝鮮はとにかく、キャッシュが欲しいから、
それに応じて、韓国はつい手を差し伸べてしまうと、
その利権も、生じると言う事が、
この金大中元大統領の死によって
もう一度、クローズアップされているんです。
本当に不思議なほど、ピッタリと言うタイミングで
出来事が起きるもんですが、
同時に、北朝鮮にとっては、
また、新しいチャンスを実は提供しているんです。
これは、一部、今朝の朝刊に、チラチラ書いている
所も有りますけれども、北朝鮮が弔問団を
送るんではないか?
アナウンサー:
ほ〜ゥ!
ハイハイ!
青山氏:
例えば、日本の公安当局の見方ですと、
弔問団のメンバーまで、想定して、
恐らく、もう準備中だろうと、
今のところ、北朝鮮は、金大中元大統領の
死去について、余りコメントとかを出していません。
それも、この弔問団と言うものを、
準備しているからじゃないかと、
この「弔問団を送ります!」と、
北朝鮮側から言って来た時に、
韓国の現在の大統領の、
イ・ミョンバクさん、
この人は、北朝鮮に厳しい姿勢を貫いている訳です。
これを断ることは、不可能ですね!
アナウンサー:
そうでしょうね!
青山氏:
北朝鮮の弔問団が入ってきて、
何がクローズアップされるかと言うと、
やはり金大中元大統領が切り開いた所の
太陽政策、つまり、北朝鮮の欲しい物は
与えましょうと、言う路線がクローズアップされて
イ・ミョンバクさんとしては、決断を迫られるわけです、
路線転換するのか、どうか?を
そして、さらに、
正しく金大中大統領の太陽政策と深い
関係がある、現代グループがですね、
すでに、北朝鮮と合意している訳です。
ケソンの工業団地を、もう一回頑張ります!
とか、クムグンサンの観光を受け入れるとか
これは、今のところ、イ・ミョンバク政権は
どう受けとめているかと言うと、
これはあくまで、民間ベースの合意なんだと
言っている訳です。
民間ベースだと言ったって、
韓国側は民間だけれども、
北朝鮮に民間は有りませんから、
韓国の政府は、これから如何するのか?
判断を、ゆっくり考えて行こうとしたら、
そこへ、金大中大統領の死去が、起きてしまって、
弔問団が遣って来るから、大慌てで決めなければ
いけない訳です。
金大中大統領は本当に、波乱の人生を送って来た人で
東京で拉致事件もあったし、私は現場にホテルも何度か
行って見たりしてみましたけれど。
今もそのホテルはあります。
それから、死刑判決を受けてり、
波乱の人生を、送って来た人なんです。
死して直、アジアを動かすと言うか、
特に、朝鮮半島の南北関係を動かす、人なんです。
今、申した話は、朝鮮半島だけの、
話に止まることじゃなくて、
総選挙が終わった直後の、日本の新政権
どちらが勝つか、別にして、総選挙後の
政権が出来るわけですが、その政権に、
政権が直面する、危機管理!
新しい問題として、
一つは、新型インフルエンザの問題があります、
それと同様に、北朝鮮の新しい動きに対して
日本も如何するかと言う、
問題に決断を、いきなり迫られる事に、
恐らくなってくるだろうと思います。
アナウンサー:
なるほどねぇ〜!
決断の時期のアクセルを、踏んだと言う
感じですかね?
青山氏:
金大中さんが、あの世へ行きながら、
アクセルを踏んでいった、と言う感じです。
これは、オバマ大統領も絡みますね!
クリントンさんを、北朝鮮に送った
ばかりですから。
これは、アジアの問題だけではなくって、
アメリカも巻き込んだ、大きな動きの
アクセルを、死せる金大中大統領が踏んだ
と言うことになります。
歴史と言うのは、
本当に印象深い動きをするものだなぁ!
と思います。
今日の放送はここまで。



