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2009年05月15日

今、なぜ? 小沢代表は、辞任せざるを得ないのか!

2009年5月13日放送分「青山繁晴のニュースの見方」より

「 今、なぜ? 小沢代表は、辞任せざるを得ないのか! 」

青山氏:
今日は小沢さんの、辞任の件についてお話をしたいと思います。
国民、有権者の方々は、当然小沢さんの辞任について、



なぜ、今なのか?
と言うことが大きな疑問だと思います。



辞任の背景として、西松建設事件で、小沢さんの公設第一秘書の
大久保被告が逮捕され、起訴された事があるのは、当然のことですが



小沢さんが、今、辞めた事の背景に、事件がどういうふうに
関わっているかという事を、キチンと考える必要があると思います。



一言で言うと、小沢さんは、今の最大の関心事は、本当は政権交代や
その他の、政治的課題よりも、御自らの、あるいは御自らの秘書の
裁判にあると思います。



裁判に勝たなければならない。



そこに集中するということが、大きな背景としてあるのではないかと
私は思います。



と言いますのは、実は先日、東京地検特捜部、この西松事件を
立件した特捜部そのものに、行って参りました。



私が東京地検特捜部に行った、最大の目的というのは、小沢さんの
事件について、小沢さんが終始主張されている、国策捜査というのは
本当なのか?



それから、普通の国民の視線で見れば、これだけの重大事件が
政治資金規正法違反だけでいいのか?



例えば、談合であったり、公共事業に関わる事、それはどうなっているのか?



西松建設は、小沢さん側だけに献金したんじゃなくって、自民党の現職閣僚
も含めて、



アナウンサー:
そうですよ、二階さんなんかね!



青山氏:
野党側にも沢山の献金をしていて、そちらの捜査はどうなっているのか?



やはり自民党の方にも、捜査が当然、及ぶべきではないか!



ということを、直接、捜査の本丸である、東京地検特捜に議論をするために
行ったのです。



その時に、思いの他、東京地検特捜部の首脳陣の一人は、
率直なことを色々申されました。



その中で、これはオフレコですと、オフレコを守ってください!
と言う事で、申された事が多いので、申せない事も多いのですが、



言える範囲で、ハッキリ、今、言わなければいけない!
皆さんにお伝えしたいことは、



捜査は継続しています!



自民党側にも、まだ捜査は継続していると言うことですが、
主力は、小沢さんの大久保秘書を裁く、裁判に集中していて、



その裁判の中でも、冒頭陳述、いわゆる冒陳というのがありますね、
つまり、裁判が始まった時に、検察側が、立件した事件の中身を、



説明するだけではなくって、
事件の背景、どうして、例えば、今回ですと、



政治資金収支報告書に虚偽の記載がなされたのか?
その背景を詳しく解説する場があります。



アナウンサー:
いわゆる、事件の構図をしゃべるのですね!



青山氏:
そうです。
その、冒頭陳述を検察側が重視していて、その際に、
例えば、大久保被告が、小沢さんの側に、献金をしてくれないと、



しかも、企業献金は禁止ですから。
「それを工夫して、献金をしてくれないと、入札その物も、出来ませんよ!」
という話をしていた。



これは、あくまで検察側の主張ですよ!
どちらが正しいか、裁判の結果を見なければ分かりませんが、



検察としては、そういう趣旨の、つまり、突っ込んだ冒頭陳述を行う。



私は、このことに賛成はしませんでした。



というのは、そんな中身があるんだったら、それは事件として、
立件すべきであって、冒頭陳述をしゃべって、責任を果たした事には
ならない!



出来ない事を、冒頭陳述で言うだけで、済ませるというのは、本来の
捜査機関、司直のあり方としては、おかしいのではないか?
と意見は申しましたが、



ただ、事実として重要なのは、冒頭陳述が行われたら、



小沢さんは、間違いなく、大打撃を受けて、



アナウンサー:
確かに!



青山氏:
こういう裁判を抱えたまま、首相になる事は、100%無理です!



この裁判が、最初の一審だけで、終わるとはとても考えられず、
最高裁まで引っ張っていくでしょうから、



アナウンサー:
その冒頭陳述はいつごろ行われるのですか?



青山氏:
大久保被告の初公判の日程が、まだ決まっていません。



建設会社の元社長の初公判は6月半ばと決まりましたが、
その後ですから、早ければ6月中、遅くとも7月の前半に行われると
思います。



アナウンサー:
東京都議選の頃ですね!



青山氏:
そうですね!
総選挙の時期とも絡んでくるわけです。



この情報を、小沢さんは検察の内部に、情報源を持っていますから、
この裁判が、そのようになるという事を、明らかに察知したと、
私は考えています。



そのために、考えなければならないのは、
例の、麻生首相との、党首討論だった訳です。



麻生さんの側が、事件に踏み込んで、質問をしそうだという情報も、
小沢さんは明らかに、キャッチしていて、



そこで、小沢さんが、麻生さんの問いかけに対して、
いや、事件の構図と言うのは、そうではないんだと、



ゼネコンに、そのような事を言ったんではなくって、
こうだ、こうだと説明をしたとすると、これは検察にとっては、



大変嬉しい事であって、
なぜ嬉しいかというと、初公判、あるいは、冒頭陳述が始まる前に
小沢さんの手の内が分かるわけです。



今から、6月後半や、あるいは、7月前半の裁判に備えて、
検察はまた、充分に、捜査権力を使って、準備が出来る訳です。



小沢さんとしては、それが出来ないわけです。
それを避けて、党首討論で、一点の曇りも無いんだと、



検察は国策捜査だと、今までの言い方で、突っぱねる言い方だけだと、
これは国民が怒って、麻生さんが安々と勝ってしまうことに、
なってしまいます。



従って、党首討論が迫ってきた中で、小沢さんは最後の決断を迫られて、
自らの、自らと言ってはいけないかも知れませんね!



自らの、秘書の裁判に勝つためには、ここで降りて、党首討論を回避する
以外に、無かったというのが、大きなファクタになっていると、考えています。



アナウンサー:
なるほどねぇ〜
冒頭陳述、冒陳ねぇ



青山氏:
それで、もう一つ重要な事は、小沢さんが、
今回、この時期に辞めた事の、理由のもう一つに、民主党の中で、
影響力を維持する事、それがありますね!



そのために、いきなり土曜日に代表選挙をやる事になってしまった。
これは、皆さんが、テレビでご覧なってる通り、民主党の議員総会で、



特に、若手から、せめて土日に、有権者の声を聞かせてくれと、
その鳩山幹事長は、「総選挙がいつあるかもしれない!」からと



言われましたが、これは正直、噴飯もので、土日にイキナリ、
解散がある訳が無いし、それから、民主党が代表選挙ヤル前に



自民党が解散を、打って来る訳があり得ませんから、
これは誰が考えても、土日に、普通は意見を聞いた上で、



代表選挙をヤルの、やらないというのは、小沢さんの思う通りに、
代表選挙をやりたい。



その趣旨であってですね!
民主党としては、裁判の行方も合わせて



代表選挙で、誰がなるにしろ、このようなやり方というのは、
国民の期待にとっては、決して好ましい事ではないと思います。



アナウンサー:
オープンな政党と、言う意味からいっても、
「チョッと違うよな!」という感じがします。


今日の放送はここまで。
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