「 麻生政権は、ビックリするような、新しい決定をしました! 」
アナウンサー:
WBC、良かったですね!
青山氏:
そうですね!
私も仕事をしながら、ドキドキして見ていました。
今朝はWBCのニュースと、小沢一郎さん関連のニュースで、
一杯になっていますが、
今朝はあえて、まったく違う話をしたいんです。
というのは、こう言う大きな出来事の影で、麻生政権下の政府が、
非常にビックリするような、新しい決定をいたしまして、
それは、極小さく報じられているんですけれども、
まさしく、ニュースの見方ということで、本当は大きな意味を持つもの
ではないかと思い、今日、取り上げたいと思います。
先の戦争の末期に、日本の南にあります硫黄島で、激しい戦いが
あったということは、クリント・イーストウッド監督の映画で、多くの
方が良くご存知だと思います。
この番組でも、硫黄島のことは、何度かお話させて頂きました。
少しだけ、私もおさらいしますと、この島を、戦争末期にアメリカが
取りに来たのは、硫黄島を拠点にして、日本の本土を爆撃して
女性と子供を中心とした、多くの非戦闘員を、空襲で殺害して、
日本人を諦めさせて、戦争を終わらせようとしたわけです。
あそこを、何とか守って、本土を空襲から、守ろうとした部隊があって
それが栗林忠道陸軍中将以下の硫黄島守備隊だったのです。
実は、硫黄島の方々も、例えば、サイパン、アッツ、ガダルカナルという島々、
そう言う所で、沢山の日本の兵士、本当は日本の普通の庶民が、戦争に
行って、玉砕していったわけです。
この硫黄島は、東京都小笠原村で、日本の一部にも関わらず、亡くなった
21,000人のうち、遺骨となって日本に帰ったのは、未だに、8千数百人に
過ぎません。
1万3千人の方々が、もう一回言いますが、日本国内で、遺骨収集に
何の問題がないのにも関わらず、取りのこされたまま60数年が過ぎてしまった。
硫黄島については、ハッキリした理由がもう一つあります。
今朝も、海上自衛隊が使っている、硫黄島の滑走路、
今朝も、海上自衛隊の飛行機が着陸しているわけです。
その滑走路の下に、遺骨があると分かっていながら、閉じ込めたまま
ずうと、何と40年以上使い続けて来たという現実があります。
この番組でも、申したと思いますが、私は2006年12月に、硫黄島に
入りました、硫黄島は立ち入り禁止なんです。
映画にも、触発されて現場を確認してきまして、この滑走路が、いかに
無残なものであるかという事を、皆さんにお話したと思います。
その後、TV、ラジオでも講演会でも、この滑走路を引き剥がして、遺骨を
故郷に帰すべきだという事を、申してきました。
内心では、私は、日本政府はそういう事をしないだろうなと、思っていたんですが、
実は、ごく最近、麻生政権が、この滑走路を、引き剥がす事を決めました。
アナウンサー:
へえ〜、そうですか!
青山氏:
それを、最高責任者の一人であります、防衛省の益田コウヘイ事務次官に
お会いしまして、直接確認が出来たので、この番組でも、
今お話している分けなんです。
というのは、一般国民、名も無き、普通の国民の方から、硫黄島の滑走路を
引き剥がし、遺骨を取り返すべきではないかという声が、メールとか電話とか
あるいは、手紙で、この1年半ぐらい、大変増えてきて、そういう声なき声にも
耳を傾けるべきだと、政府の高官達が考えて、この平成21年度の予算に
すでに、調査費をつけました。
益田次官に直接確認しましたら、実際は10年、数百億かかる事業で、
先ず、硫黄島に新しい滑走路をつくります。
新しい滑走路を、作る予定地の遺骨を収集して、そこに滑走路をひいて、
今、海上自衛隊のある、基地を全部そこに移設して、
それで現在の滑走路を、引き剥がして、そこから出てくる遺骨、その中には
栗林中将の遺骨も、含まれている可能性も、かなり高いのですが、それを
日本に取り戻す決定をしました。
こういう事と言うのは、例えば、私たち戦後の教育の中で、日本兵はもう
一塊で全部終わるものだと、教わってきた面があって、だから忘れても
よかったという事が、あったと思うんです。
そいうことを、フェアに右でも左でもなく、真っ直ぐ、真ん中から見直す事に
つながると、思います。
もう一つ、大事なのは、10年かかる事業ですから、政権が幾つか変わって
行くでしょうから、これを支えて、ずっと続けるためには、国民の声が
今まで通り、必要なんです。
ですから、WBC、小沢一郎さんの件、沢山の目の前の激しい動きだけに、
私たちは、目を奪われるんではなくって、こういう静かな流れのような、
変化にも、これからも着目して頂きたいと思って、今朝は、
あえて、お話いたしました。
アナウンサー;
その1万3千柱のうち、少しでも多くの遺骨が、帰ってくればいいなぁ、と思います。
青山氏;
福岡の方も沢山いらっしゃいます。
今日の放送はここまでです。
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